擱筆(読み)カクヒツ

デジタル大辞泉 「擱筆」の意味・読み・例文・類語

かく‐ひつ【×擱筆/閣筆】

[名](スル)筆を置いて書くことをやめること。文章を書きおえること。「連載小説は今回をもって―することとする」⇔起筆
[類語]脱稿絶筆書き上げる書き納める筆を擱く筆を折る筆を断つ断筆

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精選版 日本国語大辞典 「擱筆」の意味・読み・例文・類語

かく‐ひつ【擱筆・閣筆】

  1. 〘 名詞 〙 筆を置いて字を書くのを止めること。書き終えること。⇔起筆。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「夜更けたり〈略〉茲に擱筆す」(出典:愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩〉大連湾占領後の海事通信)
    2. [その他の文献]〔魏志‐王粲伝注〕

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普及版 字通 「擱筆」の読み・字形・画数・意味

【擱筆】かくひつ

筆をおく。

字通「擱」の項目を見る

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