

(だつ)の声がある。兌は巫祝(兄)が祈ってエクスタシーの状態にあることをいう。ゆえに「悦(よろこ)ぶ」「脱す」の意がある。〔説文〕四下に「
を
(へ)らして
(や)するなり」とするが、心身の脱落することをいう語である。
・奪と声義が通ずる。
蛻(せんぜい)のときは脱(たい)、脱脱(たいたい)とはその舒緩のさまをいう。
マヌガル・ノガル・ハナル・ユルス・ハグ・オツ・ヌグ・アヤマツ・モル・ハツル・カヘル・タツ・トホル・ハナツ・モシ・オトス・トク 〔字鏡集〕
ユルス・ノガス・マヌガル・サトル・ヲフ・アヤマツ・ハツル・ハナル・ハグ・モシ・モル・トク・カヘル・タフ・トホル・オトス・ハナツ・ヌグ・タツ
・
(税)thuatは同声。奪duatは声義近く、また褫diai、
daiにもみな褫奪(ちだつ)・解脱の意があり、これらは一系の語である。
▶・脱稿▶・脱褌▶・脱灑▶・脱
▶・脱蹤▶・脱
▶・脱似▶・脱爾▶・脱出▶・脱身▶・脱生▶・脱折▶・脱然▶・脱素▶・脱走▶・脱俗▶・脱粟▶・脱胎▶・脱
▶・脱白▶・脱剝▶・脱膊▶・脱繆▶・脱
▶・脱文▶・脱
▶・脱帽▶・脱陽▶・脱落▶・脱乱▶・脱爛▶・脱離▶・脱略▶・脱漏▶・脱籠▶
脱・疎脱・躁脱・超脱・跳脱・通脱・透脱・得脱・擺脱・剝脱・免脱・爛脱・離脱・漏脱出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...