ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脳内ペプチド」の意味・わかりやすい解説 脳内ペプチドのうないペプチドbrain peptide 脳内に存在し,神経伝達や高次の精神活動を仲介する生理活性ペプチド。 1970年代前半より神経化学分野で注目され,組織からの単離・精製,人工的な合成などが行なわれてきた。これまでに多くの種類のペプチドが同定され,その機能が調べられている。最近の研究では,脳以外の組織でも分泌され,作用していることがわかってきた。神経伝達物質として働くほかに,種々の臓器においてホルモンとしても作用している。脳内で神経伝達,精神安定,鎮痛などに働く成分を医薬品として開発しようとする研究が行なわれている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by