腸カピラリア症(読み)ちょうかぴらりあしょう(その他表記)Intestinal Capillariasis, Intertinal Capillariosis

家庭医学館 「腸カピラリア症」の解説

ちょうかぴらりあしょう【腸カピラリア症 Intestinal Capillariasis, Intertinal Capillariosis】

[どんな病気か]
 フィリピン毛頭虫(もうとうちゅう)という線虫(せんちゅう)が感染し、小腸(しょうちょう)と大腸(だいちょう)の粘膜(ねんまく)に寄生しておこる病気です。日本でも1981年以降、数例の報告があります。
 感染原因はまだ明らかではありませんが、川魚を生(なま)で食べて感染するのではないかと推測されています。川魚を生で食べないことが予防になります。
 症状は、腹痛で始まり、その後、激しい水様性の下痢(げり)がおこります。さらに進むと食欲がなくなり、栄養失調をきたします。自家感染(じかかんせん)(からだの中で増えていくこと)しますから、放置しておくと死亡することもあります。
 検査で虫卵(ちゅうらん)、幼虫、成虫が見つかれば診断がつきます。
[治療]
 チアベンダゾールを4週間、またはメベンダゾールを3週間内服します。水分の補給とともに、高たんぱくなど、栄養分の補給も必要です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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