腹菌目(読み)ふくきんもく(その他表記)Gasteromycetales

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「腹菌目」の意味・わかりやすい解説

腹菌目
ふくきんもく
Gasteromycetales

担子菌類を分類するうえで,グレバ glebaすなわち担子胞子を形成する組織が,何層かの外皮に包まれたまま完熟してのち,その外皮が裂けたり,開口して胞子を外に出すような子実体を形成するものをいう。マツタケなどのように子実体のひだ表面担子器を生じるもの,サルノコシカケのように子実体に生じる管孔の内面にグレバを生じるもの,ホウキタケのように子実体の表面にグレバを生じるものなどに対して設けられた分類群である。ホコリタケチャダイゴケ,スッポンタケなどがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む