臍落・熟瓜(読み)ほぞち

精選版 日本国語大辞典 「臍落・熟瓜」の意味・読み・例文・類語

ほぞち【臍落・熟瓜】

〘名〙 (「ほぞおち(臍落)」の変化した語か。古くは「ほそぢ」)
① 臍(へそ)の緒がとれること。
※後拾遺(1086)雑六・一二一八「さもあらばあれ大和心しかしこくはほぞちにつけてあらすばかりぞ〈赤染衛門〉」
② (熟瓜)(よく熟すとほぞ(へた)が蔓から離れるところから) よく熟した真桑瓜(まくわうり)
古事記(712)中(延佳本訓)「即(すなは)ち熟苽(ホゾチ)の如(ごと)振折(ふりさ)きて殺(ころ)したまひき

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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