臣等(読み)わくら

精選版 日本国語大辞典 「臣等」の意味・読み・例文・類語

わく‐ら【臣等】

  1. 〘 代名詞詞 〙 自称主君に対して家臣たちが用いる。馬琴用語
    1. [初出の実例]「臣等(ワクラ)目今(ただいま)御苑の中に于(おい)て、かかる獣を獲たり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)

まくら【臣等】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「古今集真名序の「臣等」に相当する仮名序に「まくら」とあるところから ) 汝が臣。われら。天皇に呼びかけるときの臣下のことば。〔温故知新書(1484)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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