臨安(読み)りんあん

精選版 日本国語大辞典 「臨安」の意味・読み・例文・類語

りんあん【臨安】

(臨時の都の意) 中国南宋の都。現在の浙江省杭州市。

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デジタル大辞泉 「臨安」の意味・読み・例文・類語

りんあん【臨安】

中国、南宋首都。現在の浙江せっこう杭州市にあたる。1129年、圧迫南方に移った宋が、臨時の都の意味で名づけたもの。

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百科事典マイペディア 「臨安」の意味・わかりやすい解説

臨安【りんあん】

中国の古地名。いまの杭州南宋の首都として臨安府が置かれた。ただし宋人は仮の首都として行在(あんざい)と呼び,これがなまってマルコ・ポーロはキンザイKhinzaiと記した。古くから貿易港としても繁栄。《夢梁録(むりょうろく)》など数種類の繁盛記がある。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「臨安」の解説

臨安(りんあん)

杭州(こうしゅう)

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旺文社世界史事典 三訂版 「臨安」の解説

臨安
りんあん

杭州

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世界大百科事典(旧版)内の臨安の言及

【南宋】より

…1127‐1279年間の中国王朝。金に滅ぼされた宋朝は,宗室の高宗によってまもなく再建されたが,金軍に追われて南遷し,都を杭州に定め臨安と称した。1141年(紹興11),宋・金の和議が成り,華北は金の領域と定まり,ここに南北朝時代が再現した。…

【夢粱録】より

…中国,南宋の都臨安(杭州)の都市繁盛記。20巻。…

※「臨安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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