自動車燃料消費量調査(読み)じどうしゃねんりょうしょうひりょうちょうさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「自動車燃料消費量調査」の意味・わかりやすい解説

自動車燃料消費量調査
じどうしゃねんりょうしょうひりょうちょうさ

自動車の燃料消費量等の実態を明らかにすることを目的とした調査。国土交通省が公表する交通関係統計の一つで、統計法上の一般統計に位置づけられている。自動車のおもな用途、休車日数、調査期間中の燃料消費量、走行キロ等について毎月調査している。

 調査の対象としては、登録自動車および軽自動車のうち、国土交通大臣が選定する自動車についてであるが、以下の自動車については、調査から除外している。大型特殊車(ブルドーザー等)、小型特殊車(フォークリフト、農耕用ハンドトラクター等)、二輪車電気自動車、もっぱら緊急の用に供するための自動車(消防車、警察車等)等。

 1960年(昭和35)から自動車輸送統計調査なかで調査されていたが、同統計の調査方法および集計方法の見直しに伴い、2010年度(平成22)から本調査により調査・集計を行っている。

[飯塚信夫 2020年9月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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