自家不稔性(読み)ジカフネンセイ(その他表記)self-sterility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自家不稔性」の意味・わかりやすい解説

自家不稔性
じかふねんせい
self-sterility

雌雄同株または雌雄同体植物および動物において,同一の個体に生じた胚珠花粉,卵と精虫の間では種子や子を生じないこと。さらに広く生物界をみると,子嚢菌類たとえばポドスポラ Podosporaの子嚢形成についても,自家不稔の現象が確認されている。これに対して,他家受粉通則とする植物において,同一個体の花粉によっても種子を結ぶ性質自家稔性という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む