自己免疫性膵炎(読み)じこめんえきせいすいえん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「自己免疫性膵炎」の意味・わかりやすい解説

自己免疫性膵炎
じこめんえきせいすいえん

発症に自己免疫が深くかかわると疑われる膵炎。免疫に異常が生じて膵臓が攻撃されると、炎症をおこし腫(は)れて肥大して、膵内を通る胆管が狭まって胆汁の流れが滞り黄疸(おうだん)を生ずることが多い。その場合、膵臓癌(がん)もしくは胆管癌との鑑別がむずかしいことがある。膵臓以外の唾液腺(だえきせん)、胆管、後腹膜、腎臓、肺などの他臓器に炎症を生ずることもあり、全身性疾患の可能性も考えられている。膠原(こうげん)病など自己免疫疾患合併しておこることがあり、糖尿病との合併も多く認められる。60歳代に発症が多くみられ、男性に多い。治療にはステロイド薬の投与がきわめて有効である。

[編集部]

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