自然の経済価値評価

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自然の経済価値評価

森林二酸化炭素を吸収して地球温暖化進行を抑えたり、ミツバチ受粉を介して農業を手助けしたりと、自然は人類に対してさまざまな恩恵をもたらしている。こうした生態系サービスと呼ばれる自然の恵みや、生物多様性が持つ価値について、人々が分かりやすいように金銭的に換算して表現すること。自然の価値に配慮した行動や政策決定を促す狙いがある。2007年にドイツの呼び掛けで研究が活発化。10年に名古屋市で開かれた生物多様性条約締約国会議では「無策の場合、生態系破壊による世界の経済損失は年間最大4・5兆ドルに上る」と指摘した報告書が公表された。

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