自画撮り被害(読み)じがどりひがい

共同通信ニュース用語解説 「自画撮り被害」の解説

自画撮り被害

子どもがインターネット上などで知り合った相手に、だまされたり、脅されたりして自らの裸の画像や動画を送ってしまう被害児童ポルノを送信させて保存する行為児童買春・ポルノ禁止法違反の対象になるが、未遂処罰の規定がないため要求行為を規制する動きが広がった。警察庁によると、全国の警察が昨年1年間に摘発した児童ポルノ事件で、被害者が特定できた1276人のうち、被害状況別では自画撮りが最多の541人を占め、9割が中学生と高校生だった。

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知恵蔵mini 「自画撮り被害」の解説

自画撮り被害

児童がコミュニティーサイトなどを通じて知り合った面識のない者に脅されたり、だまされたりして、自分の裸体画像をメール等で送信させられる形態の児童ポルノ被害のこと。警視庁によると、同被害は2012年より毎年増加しており、16年上半期では前年同期比51.3%増となっている。また、同被害はコミュニティーサイトに起因するものが約8割を占めている。児童ポルノ事犯の全体で見ても、約4割が自画撮りの被害となっている。15年中の自画撮り被害児童の約半数が中学生で、約4割が高校生である。この状況を受け、東京都の小池知事は、画像を送るよう求めた段階で取り締まることができるよう、条例改正視野に入れた検討を始める考えを示した。「自画撮り」に特化した規制ができれば、全国で初めてのこととなる。

(2017-2-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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