至善(読み)シゼン

デジタル大辞泉 「至善」の意味・読み・例文・類語

し‐ぜん【至善】

慣用読みで「しいぜん」とも》
この上もない、善いこと。「至善至良の人」
最高善

しい‐ぜん【至善】

しぜん(至善)」の慣用読み。〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「至善」の意味・読み・例文・類語

し‐ぜん【至善】

〘名〙
① この上もない善。最高の善。
※大学要略(1630)上「我心極処の至善に止て不移ときは、大学に人と己と内と外との差別なきこと燦然たり」
代議政体(1875‐79)〈永峰秀樹訳〉三「是等の諸事を能くすべき者は、全智全能、至善至良の人にして当に可なり」 〔大学‐経〕
哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。〔現代新語辞典(1919)〕

しい‐ぜん【至善】

〘名〙 「しぜん(至善)」の慣用読み。
※コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)一「タニンノ ウエヲバ ツネニ ウヅタカク ヲモイナシ、ワガ ミヲバ ナキモノト スル コト、タイチ xijjen(シイゼン)ナリ」

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普及版 字通 「至善」の読み・字形・画数・意味

【至善】しぜん

至上の善。〔大学〕大學のは、らかにするに在り。民に親しむに在り。至善に止まるに在り。

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