至道(読み)しどう

精選版 日本国語大辞典 「至道」の意味・読み・例文・類語

し‐どう ‥ダウ【至道】

〘名〙
道理徳義などの最高の道。まことの道。正しい道理。しいとう。
※続日本紀‐養老二年(718)一二月丙寅「思欲広開至道。遐扇淳風。為悪之徒。感深仁以遷善。有犯之。遵令軌以靡上レ風」
※浮世草子・近代艷隠者(1686)二「色より至道(シドウ)に入こそ誠の道なれ」 〔礼記‐学記〕 〔中庸〕
② その道の究極奥義
※曲附次第(1423頃)「たた音曲の至道には、和歌言葉をとりあはせて書附すへき也」

しい‐とう ‥タウ【至道】

〘名〙 (「しいどう」とも) 「しどう(至道)」の慣用読み
正法眼蔵随聞記(1235‐38)六「信心銘に云く、至道(しいだう)かたき事なし、但揀択(けんぢゃく)を嫌ふ」

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デジタル大辞泉 「至道」の意味・読み・例文・類語

し‐どう〔‐ダウ〕【至道】

人のふみ行うべき最高の道。この上もないまことの道。
その道の奥義。

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普及版 字通 「至道」の読み・字形・画数・意味

【至道】しどう(だう)

最高の善の道。〔礼記、表記に至り、義り、考り。至は以て王たり。義は以て(は)たり。考は以て失無しと爲す。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「至道」の解説

至道 しどう

東洲至道(とうしゅう-しどう)

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