…鹿児島県姶良(あいら)郡加治木町の太鼓踊は,17世紀初めに成立したもので,背に矢旗を負い締(しめ)太鼓を胸につけた大勢の太鼓打ちが,横1列に並ぶ4人の鉦(かね)打ちとともに,さまざまに陣形を変えてリズミカルに踊る。背に神籬(ひもろぎ)をつけたり,笠や冑をいただいたりした者が,胸や腹につけた太鼓や羯鼓(かつこ)を打ちつつ踊るものは,楽(がく)打ち,臼太鼓踊,羯鼓踊,カンコ踊ともいい,各地に分布している。鹿児島県日置(ひおき)郡市来(いちき)町の七夕踊の太鼓踊は,風流の笠をつけた太鼓打ちが,小さめの太鼓を左手に持ち,右手のばちで打ちつつ踊る。…
※「臼太鼓踊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...