興浜村(読み)おきはまむら

日本歴史地名大系 「興浜村」の解説

興浜村
おきはまむら

[現在地名]姫路市網干区興浜あぼしくおきのはま

新在家しんざいけ村の西に位置し、揖保川河口に立地する。揖東いつとう郡に属し、北は余子浜よこはま村。網干三ヵ村の一。長享元年(一四八七)と推定される福井庄村名注文(吉川家文書)福井ふくい庄二八ヵ村の一として興浜村とみえる。慶長国絵図には「あほし沖ノ浜」とみえ、奥浜おくはま村とも記された(元禄郷帳など)領主変遷天満てんま村と同じ。寛永一三年(一六三六)の龍野領村々高辻帳(八瀬家文書)正保郷帳では網干村に含まれた。当村と余子浜村が讃岐丸亀藩領となる明暦四年(一六五八)に両村は新在家村と分村した。寛文四年(一六六四)の京極高豊知行目録(京極家文書)には横浜奥浜よこはまおくはま村とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android