日本歴史地名大系 「舒林寺」の解説 舒林寺じよりんじ 群馬県:沼田市沼田城下材木町舒林寺[現在地名]沼田市 材木町材木(ざいもく)町の南端東にある。慈眼山と号し曹洞宗。本尊は釈迦如来。「沼田根元記」によれば、文明四年(一四七二)に没した沼田長忠の菩提寺として庭庵を開山に迎え創建。天正八年(一五八〇)武田側についた沼田衆に包囲された猿(さる)ヶ京(きよう)要害(現利根郡新治村)の小田原北条方尻高左馬助は要害を捨て当時後閑(ごかん)村(現同郡月夜野町)にあった当寺で自害、伽藍に火を放っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報