舘豊夫（読み）タテ トヨオ

20世紀日本人名事典

舘 豊夫
タテ トヨオ

昭和・平成期の実業家 元・三菱自動車工業社長。

生年

大正9(1920)年1月3日

没年

平成10(1998)年4月9日

出生地

東京都千代田区平川町

学歴〔年〕

東京帝国大学経済学部〔昭和17年〕卒

主な受賞名〔年〕

藍綬褒章〔昭和62年〕,オーストリア共和国大栄誉有功銀賞〔平成1年〕,セティア・マコタ勲章(マレーシア)〔平成3年〕,勲二等旭日重光章〔平成4年〕

経歴

昭和17年三菱重工業入社。40年三菱商事、その後三菱自工に移り、46年総務部長、49年企画経理本部企画部長、52年取締役、54年常務を経て、58年社長、平成元年会長に就任。昭和63年東証一部に上場を果たした。総務、購買、企画、生産管理、広報・宣伝をはじめ、三菱商事に出向した際は造船の営業を担当するなど、幅広い経験をもつ。平成5年取締役相談役、7年相談役に退く。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

舘豊夫 たて-とよお

1920－1998　昭和後期-平成時代の経営者。
大正9年1月3日生まれ。昭和17年三菱重工業に入社。三菱商事をへて,三菱重工業とアメリカのクライスラーの合弁で誕生した三菱自動車工業へ46年にうつり,58年社長,平成元年会長。販売会社を統合,アメリカでの合弁工場建設を推進。のちクライスラーとの資本提携を解消し,同社の自立につくした。平成10年4月9日死去。78歳。東京出身。東京帝大卒。

出典　講談社