舞台子(読み)ブタイコ

デジタル大辞泉 「舞台子」の意味・読み・例文・類語

ぶたい‐こ【舞台子】

江戸時代舞台に立って歌舞を演じた若衆男色も売った。
上品じゃうぼんなるを名づけて、太夫子、―、板付きといへり」〈浮・禁短気・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「舞台子」の意味・読み・例文・類語

ぶたい‐こ【舞台子】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、舞台に出て歌舞をする若衆。そのかたわら、売色もした。歌舞伎若衆歌舞伎子色子
    1. [初出の実例]「其比迄は都にも舞台子(ブタイコ)のあそびは稀に」(出典浮世草子男色大鑑(1687)五)

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世界大百科事典(旧版)内の舞台子の言及

【陰間】より

…こうして〈陰の間〉の役者,つまり舞台に出ぬ役者の意の陰間は,そのまま男娼の通称となった。陰間に対して,舞台に出演するもので売色するものは舞台子,色子,旅かせぎをするものは飛子(とびこ)ともいった。また,関西では後年まで若衆と呼んだ。…

※「舞台子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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