色子(読み)イロコ

デジタル大辞泉 「色子」の意味・読み・例文・類語

いろ‐こ【色子】

江戸時代男色を売った歌舞伎の少年俳優。舞台子ぶたいこ。→陰間かげま

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精選版 日本国語大辞典 「色子」の意味・読み・例文・類語

いろ‐こ【色子】

  1. 〘 名詞 〙 陰間一種歌舞伎若衆で男色を売る者。歌舞伎子舞台子
    1. [初出の実例]「酒の相手に色子ども、〈略〉銀成(かねなる)客とおもふべし」(出典浮世草子世間胸算用(1692)三)

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世界大百科事典(旧版)内の色子の言及

【陰間】より

…こうして〈陰の間〉の役者,つまり舞台に出ぬ役者の意の陰間は,そのまま男娼の通称となった。陰間に対して,舞台に出演するもので売色するものは舞台子,色子,旅かせぎをするものは飛子(とびこ)ともいった。また,関西では後年まで若衆と呼んだ。…

※「色子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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