日本歴史地名大系 「舞寺」の解説 舞寺まいじ 徳島県:三好郡三加茂町毛田村舞寺[現在地名]三加茂町毛田木藤(きとう)にある舞山山頂部を占める山岳寺院。伽藍は標高約五〇〇メートルにある。金丸山無量寿院と号し、真言宗御室派。本尊は聖観音。縁起によると空海が四国巡錫のとき、この嶺に来て七日間修法に入り、満願の日の払暁空中に紫雲たなびくうちに観音菩薩の尊像が中堂(なかのどう)という地に舞降りたので、空海はこの像を安置する堂を建て、夜のうちに七尺五寸の聖観音を彫り、その胸裏に像を納め寺名を舞寺としたと伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報