舞文(読み)ブブン

デジタル大辞泉 「舞文」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐ぶん【舞文】

自分勝手に言葉をもてあそんで自分に有利な文章を書くこと。また、その文章。「舞文ろうする」
自分勝手な解釈法律を濫用すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舞文」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐ぶん【舞文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 法律を勝手に濫用すること。〔史記‐貨殖伝〕
  3. 自分勝手にことばをもてあそんで文章を書くこと。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「特に実朝に関する吾妻鏡編者等の舞文潤飾は」(出典:実朝(1943)〈小林秀雄〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「舞文」の読み・字形・画数・意味

【舞文】ぶぶん

法をまげ奸詐を行う。〔史記、貨殖伝〕士、はせ法を弄(もてあそ)び、(きは)め書を僞り、刀鋸の誅をけざるは、賂(ろい)に沒すればなり。

字通「舞」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android