舞鶴草(読み)マイヅルソウ

デジタル大辞泉 「舞鶴草」の意味・読み・例文・類語

まいづる‐そう〔まひづるサウ〕【舞鶴草】

キジカクシ科の多年草高山の針葉樹林下に群生し、高さ10~25センチ。地表近くを横に伸びる地下茎から茎が出て、上方に2、3枚の心臓形の葉を互生する。5、6月ごろ、白い小花を総状につける。実は丸く、赤い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舞鶴草」の意味・読み・例文・類語

まいづる‐そうまひづるサウ【舞鶴草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ユリ科の多年草。各地の深山の樹林下に生える。高さ一〇~二五センチメートル。葉は卵状心臓形で柄があり、茎の上部に二~三枚つき、地下茎を伸ばしてふえる。初夏茎頂に白い四花被を持つ小さな花が十数個穂状に集まって咲く。果実は小球形、初め紫褐色の斑点があるが、のち赤く熟する。〔物品識名(1809)〕
  3. 植物「まいづるてんなんしょう(舞鶴天南星)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android