舟代村(読み)ふなしろむら

日本歴史地名大系 「舟代村」の解説

舟代村
ふなしろむら

[現在地名]新穂村舟下ふなしも

大野おおの村の西、大野川沿いにしも村と隣合せにある。下村との地境は不分明。貞治五年(一三六六)六月一八日の源(本間)有直譲状写(夷本間文書)によると、「ふなしろのほうのうち上村」などが子息本間山城守弥二郎へ譲られている。元禄七年(一六九四)検地帳(舟下区有)では田三四町四反余・畑九反余の稲の単作地帯で、名請人五三人。地名は八二筆で、城の内の地字がある。上田の占める割合が高い。「佐州巡村記」では畑が二町六反余に増加。戸口は四二軒・一七〇人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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