舟岡要害跡(読み)ふなおかようがいあと

日本歴史地名大系 「舟岡要害跡」の解説

舟岡要害跡
ふなおかようがいあと

[現在地名]柴田町船岡 館山

船岡の中心街の西、白石川右岸南方の丘陵たて(四保山)頂上にある。館山は対岸韮神にらがみ山と対をなし、白石川の狭窄部をつくり出す。標高一三六メートル、比高一一〇メートルの山城。古くは四保しほ館、柴田城ともよばれた。本丸(東西四六間・南北三六間)山頂にあり、その南に二の丸(東西二六間・南北四四間)、本丸・二の丸の北東約五〇〇メートルのところに三の丸(東西八六間・南北五三間)がある。三の丸の東斜面を下ったところが大手門で、その外側に南北方向の水堀があり、さらに外側には家中屋敷が並んでいた。近世期、柴田氏の居館は三の丸にあり、本丸・二の丸は使用されなかった(舟岡村安永風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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