日本歴史地名大系 「柴田郡」の解説
柴田郡
しばたぐん
県南部に位置し、郡域は東西に長い。西部は蔵王連峰の北端、
「続日本紀」養老五年(七二一)一〇月一四日条に「柴田郡」のうち二郷を分ち刈田郡を置いたとみえるのが史料初見で、当郡の設置はさらにさかのぼると思われる。「和名抄」東急本郡部は「之波太」、「拾芥抄」は「シハタ」と訓ずる。「吾妻鏡」では「芝田郡」とみえ(文治五年八月一〇日条など)、同書では人名・館名などにも芝田をあてる。
〔原始〕
阿武隈川・白石川およびその支流域で、北の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報