船之村(読み)ふねのむら

日本歴史地名大系 「船之村」の解説

船之村
ふねのむら

[現在地名]鹿町町ふね村免むらめん中野免なかのめん

鹿待ししまち村の南に位置し、鹿町川が流れる。江戸時代は江迎えむかえ(現江迎町)の枝郷で、慶長九年(一六〇四)平戸領惣目録に「船之村」とみえ、高五三石余。慶長国絵図でも高五三石余。正保国絵図に「舟ノ村」とあり、高八五石余。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では江迎鹿待村内に船之村免と記される。寛文四年(一六六四)の松浦鎮信領知目録(寛文朱印留)でも船之村とあり、元禄一二年(一六九九)の平戸領分郷村帳では江迎村枝村として船之村とみえ、高八五石余。文化一〇年(一八一三)一月、伊能忠敬一行は当地などを測量、「本名船之村枝鹿町に庄屋居る、仍今は鹿町村」というと記す(伊能忠敬測量日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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