船損(読み)ふなぞん

精選版 日本国語大辞典 「船損」の意味・読み・例文・類語

ふな‐ぞん【船損】

  1. 〘 名詞 〙 運賃積廻船が不可抗力海難にあったとき、荷主に対して船主積荷損害負担しない代わりに船の損害は自己の負担とすること。共同海損に対する単独海損として適用されるもの。
    1. [初出の実例]「此私法、海難軽重に不拘、荷損・船損にて、若残荷物有之候はば」(出典:樽船海難私法記(1775))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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