船主(読み)ふなぬし

世界大百科事典 第2版の解説

せんしゅ【船主】

船舶所有者の略称。広義では船舶の所有権を有する者をいうが,狭義では,船舶を所有し,かつそれを商行為(たとえば運送営業など。商法502条参照)をなす目的をもって航海の用に供する者をいう(684条参照)。船主という語は,漁船の船主とか,外洋ヨットの船主などとも用いられるが,通常は,主として商法上の規整対象である海上企業者としての狭義の船主を指す場合が多い。船舶を所有する形態は,個々の船主がそれぞれ単独で所有する場合もあれば,複数で共有(船舶共有)する場合もある。

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大辞林 第三版の解説

せんしゅ【船主】

船舶の所有者。ふなぬし。

ふなぬし【船主】

船の所有者。せんしゅ。
船長。

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精選版 日本国語大辞典の解説

せん‐しゅ【船主】

〘名〙 船の所有者。船の持主。ふなぬし。
※随筆・秉燭譚(1729)五「しかれば郷談の俗には、船主と云、正音には噠と云」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「その代りに煤炭(せきたん)を積み入れんことを船主と約し」 〔南史‐厳植之伝〕

ふな‐ぬし【船主】

〘名〙
① 船の所有者。船持。せんしゅ。
※常陸風土記(717‐724頃)香島「天の大神、昧爽(よあ)けて後に、宣りたまひしく、汝が舟は海の中に置きつ、とのりたまひき。舟主(ふなぬし)仍りて見るに、岡の上にあり」
② ふなおさ。船長。
※高野日記(1372頃)「ろもかひもわれらはとらで法のみち、ただふなぬしをたのみてぞゆく」

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