船越鉈切神社(読み)ふなこしなたぎりじんじや

日本歴史地名大系 「船越鉈切神社」の解説

船越鉈切神社
ふなこしなたぎりじんじや

[現在地名]館山市浜田

浜田はまだ集落の西方、字上珊瑚かみざんごの海岸段丘上に鎮座する。上ノ宮ともいい、当社の北方(海側)に位置し、下ノ宮ともいう見物の海南刀切けんぶつのかいなんなたぎり神社と合せて、なたぎり神社とよばれる。祭神は豊玉姫命で、旧村社。所伝では神亀元年(七二四)刳舟(独木舟)で当地に上陸した豊玉姫命が良民を苦しめていた大蛇を鉈で退治したので、大蛇のすんでいた岩窟に豊玉姫命を祀ったのが当社の草創という。姫命が乗っていたという楠材の独木舟一艘が伝来し、平安時代の作とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む