色分(読み)いろわけ

精選版 日本国語大辞典 「色分」の意味・読み・例文・類語

いろ‐わけ【色分】

〘名〙
① 物をその色の違いによって分けること。違った色をつけるなどして分類すること。
※永日小品(1909)〈夏目漱石〉金「『例へば金(かね)五色に分けて、赤い金、青い金、白い金などとしても好からう』〈略〉自分は色分説に賛成した」
② 絵や図など、色を違えて彩色し、図柄境界をきわ立たせること。
種類によって区別すること。区分。分類。
かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「党派の色分(イロワケ)を云へば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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