色形(読み)いろかたち

精選版 日本国語大辞典 「色形」の意味・読み・例文・類語

いろ‐かたち【色形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 顔色。顔の血色
    1. [初出の実例]「面の色形、口に云ふ言」(出典:続日本紀‐神護景雲三年(769)九月二五日・宣命(蓬左文庫本))
    2. 「すずろにふししづみなやみて、色かたちもかはりゆくを」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)
  3. 容貌容色
    1. [初出の実例]「いろかたちなん世に又ならぶたぐひ侍らず」(出典:水鏡(12C後)上)

しき‐ぎょう‥ギャウ【色形】

  1. 〘 名詞 〙 仏語色彩形態。いろとかたち
    1. [初出の実例]「性といふは、色形見えねども、その体性天然として改まらずして、内にあるを云ふなり」(出典:貞享版沙石集(1283)九)
    2. [その他の文献]〔八十華厳経‐一三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android