色麻古墳群(読み)しかまこふんぐん

日本歴史地名大系 「色麻古墳群」の解説

色麻古墳群
しかまこふんぐん

[現在地名]色麻町四釜

色麻町の中心部から南西約一・五キロに所在する。鳴瀬なるせ川の支流であるはな川によって形成された扇状地性低地東端に立地している。花川を挟んで、北側は上郷かみごう古墳群、南側は高野こうや古墳群ともよばれ、両者を総称して色麻古墳群とよぶ。現状は一部山林もあるが、大部分水田である。上郷地区では、昭和二五年(一九五〇)と同五七年から五九年に調査された。その結果、一六三基の古墳が確認され、推定総数約五〇〇基が造られたと考えられている。径一〇メートル前後の小円墳で、主体部形態には、横穴式石室・竪穴式小石室・箱式石棺の三種類があるが、横穴式石室が大部分を占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む