芋の葉の露(読み)いものはのつゆ

精選版 日本国語大辞典 「芋の葉の露」の意味・読み・例文・類語

いも【芋】 の 葉(は)の露(つゆ)

  1. サトイモの葉に置いた露。この露を硯(すずり)の水に用いて梶(かじ)の葉に詩歌や願いごとを書いて七夕の星にたむける風習があった。芋の露。《 季語・秋 》 〔藻塩草(1513頃)〕
    1. [初出の実例]「いもの葉の露や銀河のこぼれ水〈自笑〉」(出典:俳諧・続明烏(1776)秋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android