芟除(読み)センジョ

デジタル大辞泉 「芟除」の意味・読み・例文・類語

せん‐じょ〔‐ヂヨ〕【×芟除】

[名](スル)刈り除くこと。さんじょ。
諸種情実だの因襲だのを根本から―すると同時に」〈万太郎春泥

さん‐じょ〔‐ヂヨ〕【×芟除】

[名](スル)《「芟」は草を刈る意》刈り除くこと。また、よくないものを取り除くこと。せんじょ。「旧弊芟除する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「芟除」の意味・読み・例文・類語

さん‐じょ‥ヂョ【芟除】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「芟」は草を刈る意 ) 刈り除くこと。比喩的に、悪人悪弊などを除き去ること、また、鎮圧すること。芟鋤。せんじょ。
    1. [初出の実例]「不禁遏焉、不芟除焉」(出典先哲叢談(1816)一)
    2. [その他の文献]〔魏志‐王朗伝〕

せん‐じょ‥ヂョ【芟除】

  1. 〘 名詞 〙 刈りのぞくこと。のぞき去ること。さんじょ。
    1. [初出の実例]「諸種の情実だの因襲だのを根本から芟除(センヂョ)すると同時に」(出典:春泥(1928)〈久保田万太郎〉冬至)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android