花尾八幡宮(読み)はなおはちまんぐう

日本歴史地名大系 「花尾八幡宮」の解説

花尾八幡宮
はなおはちまんぐう

[現在地名]徳地町大字島地

北流する島地しまじ川の左岸、字前山まえやまの小高い山の麓に鎮座祭神は応神天皇・神功皇后・玉依姫命。旧県社。

「注進案」によれば、和銅四年(七一一)宇佐うさ八幡宮(現大分県宇佐市)勧請、島地村内大町の城見おおまちのしろみ山に祀ったのに始まり、城見山が躑躅の多い山であったことから花尾と名付けたといい、本地仏として弥陀三尊を祀っていた。

獅子頭に元亨二年(一三二二)一〇月二九日の銘があり、また、社壇に祀られた随神に「願主榛治郎、応安二年八月十五日」、背銘に「先彩色正長二年七月廿七日、其後元亀三壬申年七月十六日ヨリ至同廿四日細色中」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android