花沢伊左衛門(読み)はなざわ いざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「花沢伊左衛門」の解説

花沢伊左衛門(3代) はなざわ-いざえもん

?-? 江戸後期-明治時代浄瑠璃(じょうるり)三味線方
義太夫節。初代花沢伊左衛門の門弟天保(てんぽう)の初めごろ江戸にいき,3代を襲名。明治時代には東京三味線方の頭取をつとめた。明治14年(1881)ごろ引退,まもなく没したという。摂津住吉郡(大阪府)出身。前名は花沢平三。

花沢伊左衛門(初代) はなざわ-いざえもん

?-1820* 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
義太夫節。3代鶴沢蟻鳳(ぎほう)の門弟。文化15年から花沢姓を名のり,花沢派の祖となる。名手として知られた。文政2年12月16日死去。前名は初代鶴沢伊左衛門。

花沢伊左衛門(2代) はなざわ-いざえもん

?-1829 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
義太夫節。初代花沢伊左衛門の門弟。文政12年2代を襲名した。同年4月16日興行先の阿波(あわ)徳島で死去。摂津兵庫出身。初名は鶴沢伊之介。前名は花沢百蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android