花粉化石(読み)かふんかせき

関連語 名詞 孝悌 那須

最新 地学事典 「花粉化石」の解説

かふんかせき
花粉化石

fossil pollen

顕花植物の花粉膜やシダ植物の胞子膜(総壁,sporoderm)のうち,外膜(外壁,exine)はsporopollenin(胞子外膜を構成するsporoninと花粉外膜のpolleninとを合わせた呼称)と呼ばれる炭素水素・酸素からなる高分子とセルロースで構成されており,王水のような強い酸や塩基にも耐える。最外層の外皮膜(perine)も同様。しかし紫外線には弱いため,速やかに埋積されると化石としてよく残る。また地圧には強いが地熱には弱い。花粉化石はEhrenberg(1838)により白亜系から最初に発見された。花粉化石の形態学的検討は古植物の分類や進化の問題に,化石化に伴う一次蛍光の変化は石炭の品位判定や地層の古さの推定,誘導化石の含有率は堆積環境の検討などに応用される。また花粉化石を同定し統計的処理をすることにより古植生の推定とそれに基づく古環境の推定が行われる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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