花粉食物アレルギー(読み)かふんしょくもつあれるぎー

知恵蔵mini 「花粉食物アレルギー」の解説

花粉食物アレルギー

花粉と似通ったたんぱく質を含む果物・野菜を食べた後に起こる「口腔アレルギー症候群」の俗称。花粉症の症状が重いほど発症する頻度が高く、花粉症の人の10~20人に1人が口腔アレルギー症候群に罹るとされる。口腔アレルギー症候群は、特定の植物を摂取してすぐに唇や口、舌、食道などが腫れ、ひどい場合には吐き気下痢喘息などの症状を引き起こす。スギ・ヒノ花粉症はトマト、ハンノキ・シラカバ花粉症はリンゴイチゴ・キウイ・ニンジンなど、ブタクサ花粉症はスイカ・キュウリ・バナナなどを食することで、口腔アレルギーを引き起こす可能性がある。

(2014-3-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む