精選版 日本国語大辞典 「花魁・娼妓」の意味・読み・例文・類語
おいらん【花魁・娼妓】
〘名〙 (江戸吉原で、妹分の女郎や禿(かぶろ)などが、姉女郎を「おいらの(姉女郎)」といったところから出た語という)
① 姉女郎。
※雑俳・柳多留‐四七(1809)「おいらんに叱られんすとけちな晩」
② 転じて、位の高い遊女の称。普通、部屋持ち以上の遊女にいう。
※洒落本・通人の寐言(1782)下「部やもちからの女郎をば、おいらんとせうすべし」
③ 一般の女郎。娼妓。
④ 「おいらんいも(花魁芋)」の略。
⑤ そらまめをいう。盗人仲間の隠語。
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