芳ヶ平湿地群(読み)よしがだいらしっちぐん

百科事典マイペディア 「芳ヶ平湿地群」の意味・わかりやすい解説

芳ヶ平湿地群【よしがだいらしっちぐん】

群馬県草津町と中之条町にまたがる湿原・湖沼群で,長野県との県境にも近い。草津白根山から北東にかけて,火山活動を成因とする凹地に湖や湿地が点在しており,火山ガスと強酸性の水質がユニークな生態系を育んでいる。地熱や酸性水質によるとみられる,モリアオガエル地上での産卵が特筆される。国道が県境を越える渋峠から見下ろすことのできる芳ヶ平湿原まで,徒歩約1時間。2015年5月,ラムサール条約登録湿地となる。
→関連項目ラムサール条約

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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