芹沼新田(読み)せりぬましんでん

日本歴史地名大系 「芹沼新田」の解説

芹沼新田
せりぬましんでん

[現在地名]今市市豊田とよだ

南境を大谷だいや川が東流し、北西を流れる古大谷こだいや川との間の氾濫原西端部を占める。河内かわち郡に属し、東は芹沼村、南は今市宿。日光北街道が北部を東西に通り、集落は同街道に沿う。慶安・元禄・天保各郷帳に村名はみえない。寛政一二年(一八〇〇)の芹沼村明細帳(長嶋次生文書)には芹沼村新田三八石余が別に記される。総反別一八町二反余、うち田は下々田のみで一反二畝余、屋敷八反余。元禄一五年(一七〇二)の新田検地帳一冊の存在が記され、同年の日光領新田畑検地により分村したと考えられる。寛政一二年の家数二二(うち組頭年寄二・百姓代五)名主は本村年番名主が兼ねた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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