日本歴史地名大系 「苗代村」の解説
苗代村
なわしろむら
- 広島県:呉市
- 苗代村
慶長六年(一六〇一)の阿南郡苗代村当御検地なよせ新帳□(「呉市史」所収)に総高二一二・四六九七石、うち田方一九一・二〇三五石、畠方二一・三三六一石、屋敷九・九三石とあるが、元和五年(一六一九)の安芸国知行帳は「縄代村」として高二一二・四六九石。広島藩御覚書帖は朱書して「苗代村」とする。免は寛永一五年(一六三八)の七ツを初めとして寛政三年(一七九一)の七ツ一歩一厘まで継続して判明するが、寛文一一年(一六七一)の八ツ六歩四毛を最高、享保一七年(一七三二)の秋免三ツを例外とすれば、元禄五年(一六九二)の五ツ六厘七を最低として、多くは七ツ、六ツ台で、宝暦一〇年(一七六〇)からは七ツ一歩一厘に固定(寛政三年安芸郡苗代村指出シ帖「呉市史」所収)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報