百科事典マイペディア 「苗木石」の意味・わかりやすい解説 苗木石【なえぎいし】 イットリウム,ニオブ,タンタルなどを5%前後,トリウム,ウランなどを8%程度含むジルコンの変種。球状集合体。硬度7.5,比重4.09。緑・灰・褐色などで樹脂状またはガラス光沢を示す。岐阜県恵那郡苗木地方のペグマタイト中から産出。→関連項目中津川[市] 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「苗木石」の意味・わかりやすい解説 苗木石なえぎいしnaegite ジルコンの変種の一つ。岐阜県苗木地方のペグマタイト中に産出し,イットリウム,ニオブ,トリウム,ウラン,タンタルなどを比較的多量に含む。放射線損傷によって結晶構造が破壊され,いわゆるメタミクト化している。放射状結晶集合体として産出する。緑灰色ないし褐灰色で,鈍い樹脂光沢を有する。 1904年に和田維四郎により記載,命名された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by