デジタル大辞泉 「苛高数珠」の意味・読み・例文・類語 いらたか‐じゅず【▽苛高数珠】 そろばんの玉のように平たくて角の高い玉を連ねた数珠。修験者が用い、もむと高い音がする。いらたか。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「苛高数珠」の意味・読み・例文・類語 いらたか‐じゅず【苛高数珠】 〘 名詞 〙 ( 「いらたか」は、高くかどばった意ともいう ) そろばんの玉のように平たく、かどが高くて、粒の大きい玉を連ねた数珠。修験者が用いるもので、もむと高い音がする。いらたかのじゅず。いらたかずず。いらたか。苛高数珠[初出の実例]「山臥大に腹を立て〈略〉澳(おき)行く船に立ち向かって、いらたか誦珠(シュス)をさらさらと押揉(おしもみ)て」(出典:太平記(14C後)二) いらたか‐ずず【苛高数珠】 〘 名詞 〙 =いらたかじゅず(苛高数珠)[初出の実例]「念珠、まろずずなり。鈍色の時は、いらたかずすをば持たず」(出典:法体装束抄(1396)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例