苟合(読み)コウゴウ

デジタル大辞泉 「苟合」の意味・読み・例文・類語

こう‐ごう〔‐ガフ〕【×苟合】

他人に気に入られようとすること。迎合
「女に対する男の覬覦きゆ、女の―などという葉子の敵を」〈有島或る女

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精選版 日本国語大辞典 「苟合」の意味・読み・例文・類語

こう‐ごう‥ガフ【苟合】

  1. 〘 名詞 〙 一時利益だけを考えて、やたらと他人の気にあうようにすること。迎合(げいごう)すること。へつらうこと。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「社会の環視、女に対する男の覬覦(きゆ)、女の苟合(コウガフ)などといふ葉子の敵を木村一身におっかぶせて」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
    2. [その他の文献]〔史記‐李斯伝賛〕

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