精選版 日本国語大辞典 「苦木科」の意味・読み・例文・類語 にがき‐か‥クヮ【苦木科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。約二〇属一二〇種余りがあり、熱帯および亜熱帯を中心に分布する。低木または高木で、葉は羽状で互生する。花は小さく、両性で放射相称。多数の花が腋生した柄に複合円錐花序か複合集散花序になって咲く。萼片と花弁は三~七数性で、萼片は離生するかまたは多少基部で合生している。花弁は瓦状に重なり合っている。雄しべと子房の間で花床が盛り上がっていてそれに雄しべが着く。雄しべの数は普通花弁の二倍。子房は上位で四~五個の心皮から成り、多くは各室に一個の胚珠がある。果実は分離果または蒴果。日本にはニガキが自生する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例