英仏海軍協定(読み)えいふつかいぐんきょうてい(その他表記)Anglo-French Naval Agreement

山川 世界史小辞典 改訂新版 「英仏海軍協定」の解説

英仏海軍協定(えいふつかいぐんきょうてい)
Anglo-French Naval Agreement

ドイツを対象として締結された軍事協定の一つで,1912年11月,イギリス外相グレー(エドワード)と駐英フランス大使カンボンとの間に書簡交換が行われて成立した。英仏うちの一国が第三国による攻撃脅威にさらされた場合,英仏両国の参謀本部が協議することを約したもので,これに伴い,イギリスの地中海艦隊北海に,またフランスの艦隊は地中海に集結することとなった。

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旺文社世界史事典 三訂版 「英仏海軍協定」の解説

英仏海軍協定
えいふつかいぐんきょうてい
Anglo-French Naval Agreement

1912年11月,イギリスとフランスがドイツに備えて結んだ海軍配置の協定
イギリスとドイツの海軍協定が不成功に終わったために結ばれたもので,イギリスは北海,フランスは地中海の防衛に当たることになった。

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