日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 イギリス・フランス海軍協定いぎりすふらんすかいぐんきょうていAnglo-French Naval Agreement 1912年11月22、23日のイギリス外相グレーとフランス駐英大使カンボンとの交換公文に基づき、翌1913年1、2月に両国海軍当局の間で締結された三つの協定。ドイツまたは三国同盟との戦争に両国が連合した場合、フランス海軍は地中海に集中し、イギリス海軍は英仏海峡から北海に及ぶフランス北辺の防備を担当することが約された。ここに、イギリス・フランス協商は、事実上、軍事同盟的性格をもつに至った。[石井摩耶子][参照項目] | イギリス・フランス協商 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例